山種美術館で開催中の花*Flower*華-琳派から現代へ-の
内覧会に行ってきました。
膨大な所蔵作品から春夏秋冬の花を描かれた
選りすぐりの60点が展示され、
見事華やかで花の香りが今にも漂ってくるかのような
うっとりした空間になっていました。
日本画に限らず梅原龍三郎をはじめ
油絵作品もいくつかあったのも面白かったです。
日本画展!と思い込んで来たからふいにビックリする(笑)
私は個人的に
速水御舟<桔梗>と小茂田青樹<四季草花画巻>の写生が
特に今回の展示でのお気に入り。
単眼鏡がかなり役立ちました。
鈴木其一の<四季花鳥図>のように
ベッタリした表現も嫌いじゃないけど、
なんとなくやっぱり呼吸ができる作品が今の気分。
奥村土牛作品はそんな役割を担って
会場全体にちょうど良い位置に配置されている。
奥村土牛<ガーベラ><木蓮><桔梗>全て山種美術館所蔵
美術館の許可を得て撮影
そして山種美術館さんといえば展示作品と関連した
(青山の老舗菓匠"菊家"さんの)オリジナル和菓子が
cafe椿さんでいただけるのも嬉しい。

今回の和菓子はこちら5種!
お気に入りの作品から選ぶか
或いは和菓子を食べてから作品を鑑賞するか!?
私は<花の香り>を、一緒に居た知人の方は<華の王>を、
二人共<薫風>と一緒に。

優しい口当たりと甘すぎない美味しさ!
お土産に買って帰った<夏の日>は外の黄色だけかと思ったら
中は別の色!で、杏が所々散っていて
別の食感と味で楽しい和菓子でした。
本当は<朝つゆ>が目当てだったけど既に品切れだった…
そりゃこんな宝石みたいに綺麗な
きらきらした青い和菓子があったら
みんな食べないわけにはいかないよ…
元ネタの山口蓬春<梅雨晴>は紫陽花の絵なのですが
画面の隅々まで湿気が感じられ、
来たる梅雨を思わせ微妙な気分にw
技術が素晴らしいです。
展示は6月18日まで開催しているので
是非ご覧になってみてください!